臺灣火車攝影的旅行


第二日


民国67年 3月26日(日)




よく眠れぬまま、台湾第一夜が明けました。
早朝、何処かの駅でキューロクが停車していて車内は騒然(゜o゜)
ボクも寝ぼけ眼で車窓越しにちょいと撮影(*^^)v
朝もやの中で、静かに出発を待つ姿が印象的でした。
高雄駅に到着後、駅前食堂で朝食です。
今思えば、こういう場面をとっておけばよかったかな~と。
古めかしい食堂で、お粥が美味しかったことだけを覚えています。

さて、いよいよ撮影です。
この日は移動用にマイクロバスがチャーターされていました。
高雄から嘉義までの間、台湾鐡路縦貫線を撮影しながら北上してゆく予定です。
縦貫線は基隆~高雄間約400kmを結ぶ台湾随一の幹線で、
日本統治時代の台湾総督府が1895年から1908年にかけて開通させました。
長年にわたって日本型の蒸気機関車が活躍を続けて来ましたが、
台湾にも近代化の波が押し寄せ、その余命はカウントダウン状態。
特に縦貫線は電化工事が急速に進んでおり、『最後の活躍』という時期でもありました。
当時、既に基隆~竹南間の電化が完成しており、
米国GE製の新鋭電気機関車E300型が運用に就いていました。
電化工事は北部から進められていたようで、嘉義以北では架線柱が設置済み。
嘉義以南でも徐々に工事が進行しているという状況でした。
聞いたところによると、縦貫線の蒸機は5月中に貨物列車の運用から引退、
年内には全廃されるという予定だということでした。


≪台湾鐡路局の主な蒸気機関車と日台形式照合≫

CT150型=8620型
CT250型=C55型
CT270型=C57型
DT580型=9600型
DT650型=D51型
CK120型=C12型



お天気にも恵まれ、撮影は順調でした。
岡山のヒマワリ畑をゆく姿、保安での力行には感動!
また、保安付近で見かけた製糖工場のナロー軌道に萌え、
急ぎ足ながらも充実した行程でした。
この日は嘉義に泊まり、翌日は阿里山森林鉄路に乗ります。




【1978年 3月26日のアルバム】


縦貫線/高雄・岡山・その他


台湾製糖 専用軌道


縦貫線/保安・その他







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