臺灣火車攝影的旅行
第二日


撮影日=民国67年 3月26日(日)



Vol,2










台湾には多くのナローゲージが存在しました。
森林、鉱山、塩田、そして製糖会社の各軌道です。
中でも台湾糖業公司の軌道は、最盛期に総延長3000kmを誇り、
サトウキビ運搬の他、旅客営業も行っていたという繁栄ぶりでした。
軌間は762mm。
ナロー病が悪化進行していたボクにとって、
列車やバスの車窓から散見される軌道は非常に気になりました。
ツアーでも製糖線の蒸気機関車を撮影するプログラムはありましたが、
それを待てず(笑)自発的に何箇所かで撮ったのがこのアルバムです。
来るのはDLばかりでしたから、
ツアーメンバーで面白がって撮影するヒトは些少…
のちに完全にハマってしまった方も居ましたが…




























サトウキビを満載した列車が来ました。
『鳴』というのは警笛吹鳴のことでしょうね…(笑)























DLは結構大型で、新しそうな感じでした。
どこ製なんだろ…?






















こちらは篭型の貨車を牽いていますね。
積載しているのはサトウキビのようですが。
後方には一般の積み方をしているサトウキビ貨車が見えます。

























ワムのような有蓋貨車もありました。
























分岐する路線の中には廃線となったものもありました。
























ここを走って来ると、いい感じなんだけど…























道路標識ならぬ『軌道標識』がありました。
分岐点があちこちに点在するので必要なのかもしれません。























縦貫線の保安付近だと思います。
進入禁止?の標識は何でしょう…???























縦貫線のガードをくぐります。























う~む…
あまり可愛くないDLですな…(--〆)























空車を連ねて走り去りました。

























帰りのバスの車窓から見たサトウキビ列車です。

【1978年 3月26日撮影】







『石を投げれば製糖線に当たる…』
それが大げさでないくらい、当時の製糖線は網の目のように走っていました。
しかし製糖業が衰退し、操業を止める工場が続出。
軌道も役目を終え、次々と廃線に追い込まれてゆきました。
現在も運行されている製糖線は一箇所だけだとか…
観光用に運転している路線もあるようですが、これは論外ですね。









ペンタックスMX









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