山陰本線 和田山の夜/2


撮影日=昭和53年 2月 16日(木)







朝から播但線を撮り、明延鉱山で念願の人車乗車を果たした日。
締めくくりは夜の和田山機関区で、DD54のバルブ撮影です。
結局は最後まで埼玉から来た鉄チャン、Sさんと一緒に行動しました。

明神電車を神子畑で降り、全但バスで播但線の新井駅へ。
そして和田山に着いたのは…
はて、何時だったのか…(?_?)
ネガを見ると、新井らしき駅からDD54 32の牽く客車列車に乗ったようです。
数枚のスナップがありました。
が、やっぱり苦しいですなぁ~
この時代にデジタルがあったなら、さぞかし…(ーー゛)



機関区への立ち入りは、事務所を訪ねて許可をいただきました。
この頃は構内立ち入りの規制が未だ緩かったのでしょう。
だいたい昔は、機関区や駅構内はフリーパスに近い状態でした。
勝手にウロウロして写真を撮っていても、特に怒られることもなかったし…
和田山では真面目に(?)許可をいただいて立ち入りました。













新井駅






撮影の旅に出て、日が暮れるとカメラはしまいっぱなし。
夜に自分の乗る列車を撮るなんてコトは、滅多になかったですね。
やっぱ、DD54だったから?

露光不足、ネガは擦り傷だらけ、
でも貴重なシーンかもしれません。
対向の気動車も、なんだか懐かしいですね。
こんなシーン、幾度も見たはずなのに、妙に惹かれます。













新井駅の発車前でしょうか?
先頭のデッキ、冬は寒かったですよね。
牽引する機関車を触れるんですから…
何処の駅でしょうか?
途中だから、青倉か竹田か?
DD54はホームをはみ出てる??
和田山駅に到着。
牽引機のDD54 32は解放され、機関区へと向かいました。





















二次形のDD54 12






昼に貨物を牽いていた12号機ですね。
個人的には、DD54の中でこのタイプが一番好きです。


















反対側から…





性能や使い勝手は分かりませんが、ホントにカッコいいDLですね。

















お月さん(*^^)v





さっき、新井~和田山で乗った列車を牽いて来た32号機です。
まーるいお月さんに照らされて小休止。


















寄り添う僚友たち





煉瓦造りの機関庫がいいですね~♪
C57時代から、よく題材にしていましたよね。


















機関区の隅っこに社がありました。
ちょうど32号機の横です。
機関区の安全を見守っているのでしょうか。



















(--〆)





フレーミングがっ…((+_+))
煉瓦車庫を写し込まないとねぇ…

















DD54たちと戯れた夜でした。
右が行動を共にしたSさん。
「見学者」の腕章をしていますね。









機関区での撮影を終えたのは何時頃だったのでしょうか。
全く覚えていません。

スタンプノートによると、
『客824レの前部にはDD54が回送で付くはずがウヤだった』
と記されています。
ウヤではなく、回送が無かったのだと思いますが…


その後、福知山へ移動しました。
その理由は…

当時、大阪~大社(出雲市)間を結んでいた夜行急行『だいせん』という列車がありました。
『だいせん』は気動車による昼行列車もあり、
調べてみると、夜行は下りが2号、上りは3号だったようです。
列車番号は705レと706レで、705レのみ出雲市~大社間を延長運転していました。

705レ、706レ共にDD51の牽引でした。
しかし、705レの福知山~和田山間(豊岡だったっけなぁ…?)には、
回送のDD54が連結されたのです。
何処から仕入れた情報かは失念しましたが、これを狙おうという訳です。
チャンスはたった一度、今夜だけです。

DD54が連結されるのは最後尾です。
DD51の前に付いて重連になればカッコいいのですが、まあ贅沢も言っていられません。
当時のDD54にとって、回送補機とはいえ唯一の急行運用ですから。
その雄姿を撮影しようと、福知山に移動したのです。











寝台車は4両目以後… ちょっと分かりづらいかな(*_*)























前がちに撮ると もっと分かりづらいぢゃない…(-_-メ)


















(^O^)/






おー!
急行運用の証!
ナハフ11も懐かしいですね~♪












そして…














静まり返ったホームを後に…






大社行き急行だいせん2号が走り去りました。
なんとか撮れて良かったです。


この後、827レ「山陰」に乗って再び和田山へ戻りました。
一日中行動を共にしたSサンとは和田山でバイバイし、ボクは826レ「山陰」で京都へ。
周遊券を駆使した時間つぶしですね(笑)
こんな旅、昔は当たり前でしたが妙に懐かしいです。

DD54と加悦鉄道、そして明神電車を撮影した三日間でした。
なかなか充実した内容でしたね(自画自賛・笑)
しかし夜行連発で、さぞかし寝不足でしょうなぁ。
記録によると、「826レではよく眠れた」と書いてありましたが…
(・_・;)








◆1978年 2月 16日撮影◆








ペンタックスMX




ペンタックスSP-F




マミヤC330 プロフェッショナルf












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翌2月17日の別府鉄道へ

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