明延鉱山軌道



撮影日=昭和53年 2月14日(火)

Vol,2









通称『明神電車』、またの名を『一円電車』、
恐らく正式名称であろう『明延鉱山軌道』を初めて訪問した日のつづきです。
明延鉱山軌道は全長約6kmで、途中に三箇所のトンネルがあります。
一番長いトンネルは約4km。
そう、路線の大半はトンネルの中なのです。
途中外を走る部分も僅かながらあり、撮影するなら"その辺"なのでしょうが、
なにせ初めての撮影ですから、先ずは構内からと思い明延鉱業所に来た訳です。
当時の運行本数は人車列車5往復、鉱石列車10往復でした。
これは操業日のダイヤで、会社公休日などは本数が変化していたはずです。
軌道の途中には二箇所に交換所がありました。
いずれも名称は不明、トンネル内なので撮影も叶いません…
五万図などで調査はしていたので、地上部分の位置も把握していました。
なので、この日の後半は『走り』も少し撮っています。
まだまだですが…














































ブランドっぽさも感じさせる看板。
なかなかの風格じゃないですか…




















明神電車には、ちゃんと待合室もありました。
そこに座って見た人車…
昔はこんな写真引き伸ばさなかったけれど、
なんだか萌える…(笑)
























雪が舞う中、神子畑から空車列車が到着しました。






















年季が入った2号TLのプロフィール。
鉱石列車の明延側に連結されていました。























鉱石列車の神子畑側は3号TL。
こちらは車体改造を施され、厳つい風貌ですね。























人車列車を横目に、ゆっくりと構内を進みます。



































人車列車に連結されていた荷物車です。
明神電車の運転区間には代替道路はないので、
ちょっとした荷物輸送も行われていました。























肩を並べた僚友。
原型機(左)と改造機の対比が面白いですね。






































乗り場にあった看板…






















鉱石積込場です。
この建物の向こう側が人車乗り場、神子畑側です。
空車で進入し、鉱石が積み込まれています。






















手前は508mmのグランビー鉱車。
改軌前の車両でしょうか?
大きさの違いが一目瞭然!




































全車両に鉱石が積み込まれると、再び建物内へ。
ゆっくりと通過し、神子畑へ向けて出発します。























これは何処らへんでしょうか?
「揮発油倉庫」と記された建物、そして軌道があります。
その向こうには本線の踏切が…(゜o゜)























508mmゲージの構内です。
抗木土場でしょうか?






















抗木土場です。
何台かの車両が停まっているだけで、
人気もなく、動きがありませんでした。






































508mmゲージの坑口と水溜り踏切?






















抗木土場付近にあった小さな橋。
ここを列車が走ってくれたら…
(・_・;)




































件の橋と抗木土場です。
林鉄チックな風情ですね。























508mmゲージの坑道内。
中は荒れていて、既に廃線のようでした。


























坑道内のツララ…




































神子畑側へ歩き、『走り』を狙いました。
不意にやって来た赤金号です。
























ちょっと苦しいですが…
一応、人車列車の走りも撮って…



































明らかにタイミングを間違えていますね~(--〆)
残念((+_+))




































この場所が気になり、そして気に入ったのか、
何枚も撮影していました。
































明延鉱業所付近だと思いますが、
川向うの軌道に怪しげな車両が居ます。
変てこな形…
何の車両でしょうか…(?_?)

【1978年 2月14日撮影】








残念ながら、この日のネガは腹立たしい内容が多く…
まだまだヘタクソだったんだなぁ~
と実感し、同時に悲しくなってしまいました。
撮影内容だけでなく、取材力も稚拙だし…
せめて見取り図くらい記録しておけば良かったかも。
ただ、今となっては貴重な記録であることは間違いありません。
自分にとっても明延は何度も行けた場所ではないので、
余計にそう思います。









ペンタックスMX











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