12月26日、雨の中で尾小屋鉄道を撮影。
27日は大糸線、28日は東洋活性白土に行き、29日に再び尾小屋に来たのですが…
26日とは様子が激変し、朝の新小松駅は一面の銀世界でした。
多い所では腰くらいまでの積雪があったかな…?
列車が動いている様子はなく、構内は何処に線路があるか判別できない状況。
車両たちも停まったまま、車庫は静まり返っていました。
やがて数名の職員が現れ、ポイント周辺に水を撒いて雪を溶かしはじめました。
人海戦術とまではゆきませんが、何人かがスコップで線路上の雪をどかしています。
とりあえず構内を撮影していると、何処からかエンジン音が…
それはだんだん接近して来ました。
音の正体はDC122で、大きなスノープロウを付けて本線を除雪して来たようです。
一旦新小松駅に進入したDC122は、スノープロウを付け替えて車庫の除雪を始めました。
その様子を面白がって見ていると、またもや列車の気配が…
走って来たのはDC121牽引のホハフ7+ホハフ8でした。
尾鉄で初めて見た客車列車に大興奮!
ダイヤは大幅に乱れているものの、とりあえずこの列車は折り返して出発するとのこと。
記憶が曖昧ですが、確か運転は途中駅まで、尾小屋へは行けない状況だったと思います。
駅員氏に聞いたところによると、雪が深いと気動車は空転してしまうそうです。
なので普段は車庫で寝ているDLたちが出番となり、客車牽引の運用が発生するとか。
鉄チャン的には非常にオイシイ場面となる訳です。
折り返しの列車は除雪をしていたDC122の牽引で、客車はホハフ8だけでした。
この列車に乗り、以前から注目していた遊園地前駅付近の貯水池周辺で撮影することにしました。
朝の新小松車庫です。 前夜から雪が降り続き、構内はご覧の通り。 尾小屋鉄道は平常運行が出来ない状態でした。 |
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ポイント付近に水を撒いて雪を溶かしています。 あとは人手によってスコップで除雪していました。 |
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屋根の上が前夜からの積雪量? キハ2の荷台がタイヘンなコトになっていますが… |
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本線を除雪して来たDC122です。 昨夜は何処に停まっていたのでしょうか…? 水撒きのおかげでずいぶん雪が解けてきています。 |
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雪まみれの客車列車\(^o^)/ DC121+ホハフ7+ホハフ8です。 ちゃんとした場所で『走り』を撮りたかったなぁ… |
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これが本日の一番列車でした。 ゆっくりと新小松駅に進入してゆきます。 ラッセルのDC122が待機しているのが見えますね。 |
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写真ではよく判りませんが、 ラッセル車のような大型スノープロウを付けています。 勢いをつけて雪を蹴散らしてゆく姿は迫力満点! しかし、空転してなかなか前に進みません… |
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列車を待ちわびたスキーヤー。 やっと出発できそうな状況になりましたね。 ところで何処にスキー場があったのかしら? |
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吉竹~遊園地前間にて。 客車列車を降りて池のほとりで撮影スタンバイ。 何時来るかわからない列車を待っていると轟音が… 最初は何かと思いました。 ゆっくり接近して来る轟音の正体はロータリー除雪車! DC121が後ろから押して進みます。 |
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かつて、この貯水池周辺に遊園地の建設計画があったとか。 それは頓挫し、『遊園地前』という名の駅だけが残った… という寂しいお話。 |
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先程乗った列車が何処かで折り返して来ました。 これが来るまで、かなり待っていたように記憶しています。 その間にロータリーの回送もあったし… |
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吉竹付近 お昼を過ぎると雲の切れ間から陽が射してきました。 確か午後一番の列車から定時に戻ったと思います。 それがこのキハ3。 何故か超満員でした。 |
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上の写真の後追いです。 除雪の跡が気持ちいいくらいキレイですね(*^^)v 雪に埋もれた軌条の姿に何故か萌えます(笑) |
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西吉竹~吉竹間 夕方になるとキハ2が登場\(^o^)/ 荷台の雪もすっかり落とされてスッキリ… 茜色の西陽がキレイでした… |
【1976年12月29日撮影】
後悔することばかりの尾小屋鉄道でしたが、
僅かでも雪のシーンを撮れたのは収穫でした。
それに、この時って『尾小屋鉄道最後の冬』ですし。
ラッキーな面もあったのかな?
でも…
当時、クレバーな行動が出来ていたなら、
もっとちゃんとした記録が出来ていたはずなのですが…
(--〆)
まあ、鉄チャンってのは後悔ばかりするのが習性ですから(笑)
もう少しポジティブに考えられればいいのかも知れませんね。
マミヤC330 プロフェッショナルF
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