所有事業所=新日本製鐵 釜石製鐵所
運行区間=国鉄釜石駅~工場 及び工場構内 詳細不明
軌間=762mm/1067mm
【概要】
釜石製鐵所は、明治13年にわが国最初の製鉄として操業を開始しました。
鉄チャン的に興味深いのは、ここには二種類の専用線が存在したことです。
国鉄釜石駅との連絡は1067mmゲージですが、製鉄所構内および釜石港までの区間には762mmもあったのです。
特に港に至る線路は、1067mmと762mmが複線のように並行していました。
残念ながら、どのような使われ方をしていたのかは分かりません。
国鉄からJRとなり、貨物列車が廃止された影響で、これらの専用線も撤去されてしまいました。
【車両】
■762mm■
DC303
協三工業製 30t
□1067mm□
DC212
DD451
【訪問】
例によって行動内容を覚えていません。
釜石へ行ったのは、当時連載していた月刊レイルマガジン「THEトロッコ」のネタ集めで、
東北地方のナロー軌道を数ヶ所巡る旅でした。
上野から夜行で新庄に到着後、舟形の郡一炭鉱で半日撮影。
その後、奥羽本線~北上線~東北本線~釜石線と乗り継ぎ、夕方に釜石へ到着しました。。
かすかに残る記憶によると、釜石駅近くの旅館に投宿し、
歩いてすぐの小料理屋で晩酌をし、ほやを食したはずです。
なんだか『その部分』だけは、頭に映像が残っています。
宿の周辺、街並み、小料理屋などの雰囲気も覚えているのですが、肝心の軌道関連のことが…(-_-;)
困ったもんです(T_T)/~~~
新日鉄釜石にナロー軌道があるということは、「知られざるナローたち」共著のS君から聞いていました。
メインは陸中大橋と上有住でしたが、せっかく釜石に泊まったのだから…
という理由だったのか、最初から計画に織り込まれていたのか、定かではありません。
とりあえず、新日鐵釜石製鐵所へと歩いて行ったようです。
釜石港へと通じる専用線。 右が1067mmで、左が762mmゲージです。 |
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三陸鉄道の気動車がその上を跨いでゆきます。 専用線を列車が走る様子は見られませんでした。 |
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かつて、鉄橋上から762mmの線路が分岐していたようです。 ポイントは既になく、線路も途切れていました。 |
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鉄橋のある踏切から工場構内を眺めたところです。 ポイントは自動化されているようです。 |
1067mmゲージのDC212
結局、稼働する様子を見られたのは、これ一度きりでした。
恐らく何時間か粘っていれば、ナローDLを撮れたのかも知れません。
が、早々に切り上げて陸中大橋の新釜石鉱山に向かいました。
新釜石鉱山では、762mmのTLが稼働しているらしい…と聞いていたからです。
更に上有住の大洞鉱山にも行きました。
それらの撮影では収穫があったのですが、新日鉄は非常に中途半端…(*_*;
後年、もっと時間を割いておけばよかったと後悔しました。
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