夏にカミさんの実家へ帰省する際、貨物列車を撮影しようと思い
2013年版の『JR貨物時刻表』を購入しました。
貨物時刻表を買うなんて何年ぶりでしょう?
で、内容を見てビックリ!
貨物列車が少な~い(--〆)
あんな分厚い冊子は必要無い、恐らく十分の一くらいのページで足りそうです。
昔の貨物輸送は鉄道が主でした。
しかし次第にトラック輸送が主流となり、鉄道貨物は衰退してゆきました。
国鉄の貨物輸送が最盛期の頃には3800以上もあった貨物取扱駅が
近年では250箇所にまで減少しています。
世界的な傾向として『モーダルシフト推進』が提唱されて久しいですが、
日本ではなかなか定着しないようです。
そんな中、トラック業界で懸念されている2015年問題というものがあります。
現役ドライバーの高齢化、若手の雇用減少から急激に状況は悪化し、
深刻なドライバー不足に陥るというものです。
とは言え、イコール即鉄道へシフト…と考えるのも早計のようです。
抜本的な改革、インフラ整備などが大きな課題になるものと思われます。
日本の鉄道貨物輸送は復興するのか?
難しい問題は山積みでしょうが、鉄チャン的には見守るしかありませんね。
ここでは昔日の懐かしい貨物列車の姿をランダムに紹介してゆきます。
形式、地域、その他カテゴリに関わらず掲載しますが、
関連する項目が他にある場合はリンクを設定しておきますのでご利用ください。
東北本線 金谷川~松川間 昭和54年 4月
鉄道写真家のMさん、鉄友のSさんと共に春の福島へ撮影に行きました。
残雪の吾妻連峰をバックにED75重連が牽くフレートライナー。
国鉄時代の緑色コンテナが懐かしいですね。
ED75 1032+ED75
(マミヤC330 プロフェッショナルF)
成田線 小林~安食間 昭和52年 5月
成田空港建設用の砕石列車です。
本務機DD51、後補機にDE10という編成。
厳密にいえば、補機ではなく進行方向転換の対策です。
成田駅に到着後DD51が解放され、DE10が先頭になって空港工事線へ向かっていました。
この列車は何度か撮影しましたが、カラーで撮ったのはこの時一度だけだったような…
(マミヤC330 プロフェッショナルF)
DD51 888~DE10
◆総武本線 成田線 鹿島線『北総地域の変遷』は こちら
山陽本線 瀬野~八本松間 昭和53年 7月
『東の箱根・西のセノハチ』と称された急勾配の難所。
古武士EF59型電気機関車が補機運用に就いて活躍していました。
長大な貨物列車を押してゆく様相は迫力がありました。
EF65?~EF59 22(元EF56 2)+EF59 6(元EF53 5)
(マミヤC330 プロフェッショナルF)
高山本線 上呂~飛騨萩原間 昭和55年10月
Mさんのお供でクルマを操り、中京~北陸を巡った撮影ツアー。
下呂で泊まって高山本線を撮りながら富山へと北上しました。
キハ82系の特急『ひだ』がイラスト入りヘッドマークに替わった頃だと思います。
飛騨路を駆けた貨物列車も、今や懐かしい思い出となりました。
DD51 587
(ペンタックス6×7)
東海道本線 平塚~茅ケ崎間 昭和54年 3月
ブルトレなどを撮りに何度も出かけた東海道。
いったい何本の貨物列車を見送ったことでしょう?
撮影せず、本当に『見送った』だけというのも珍しくありません。
EF60やEF65は半分以上撮らなかったんじゃないかな…(*_*)
EF60 47
(マミヤC330 プロフェッショナルF)
播但線 溝口~福崎間 昭和53年 2月
かつてはC57の前に付いて邪魔をしていたDD54。
そんなモノをわざわざ撮りに遠征するとは思ってもみませんでした…(笑)
それにしてもカッコいいDLでしたね。
DD54 12
(マミヤC330 プロフェッショナルF)
東北本線 藤田~貝田間 昭和54年 4月
鉄仲間と巡った、春の南東北撮影ツアー。
当時引退寸前だったED71型が、ED75型と重連でフレートライナーを牽いて来ました。
この日は好天ながら黄砂の影響で視界が悪く、残念ながら色合いの悪い写真に…(--〆)
そんな結果でも、今となっては懐かしい思い出です。
ED71 17+ED75
(マミヤC330 プロフェッショナルF)
鹿島線 延方~鹿島神宮間 昭和55年
成田空港への燃料供給パイプラインが未完成だったため、
鉄道によってジェット燃料が輸送されていた時代です。
鹿島港からはDD51が重連で牽引し、迫力のある姿を見せてくれました。
DD51 888+DD51
(マミヤC330 プロフェッショナルF)
◆総武本線 成田線 鹿島線『北総地域の変遷』は こちら
函館本線 大沼~仁山間 昭和56年
先日、『北斗星』に乗って大沼界隈を通過しました。
確かこの辺で撮影したような…
ということで、帰宅後探してみると小沼湖畔の写真が出てきました。
雑多な貨車が連なった貨物列車。
この頃、北海道の貨物輸送はまだまだ鉄道が主役でした。
DD51 744
(ペンタックス6×7)
東海道本線 三島~函南間 昭和54年
黒い車体の大型強力電機EH10型。
東海道へ撮影に行けば、日に何度かは撮影出来たものです。
特徴的な外観は被写体としても魅力的でした。
EH10 59
(ペンタックス MX)
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