EF15



~ブラウントレイン~
荷2935列車








茶色のEF15が茶色の荷物車を牽引する…
人呼んで『ブラウントレイン』\(^o^)/
(ボクが勝手に命名しただけですが…笑)
昭和53年の春から秋にかけて、なんとも渋いこの列車を追いました。
存在を知ったキッカケは覚えていませんが、
とにかく見た瞬間に萌えた記憶は残っています。

出発地点は隅田川貨物駅。
常磐線の南千住駅に隣接する貨物ターミナルです。
主に東北方面の貨物、荷物列車が発着する駅で、
件の荷2935列車は数少ない東海道方面への列車でした。
ハッキリした時刻は失念してしまいましたが、
運転されていたのは午後だということは確かです。
お昼までの講義を受けてから学校を去り(笑)、
よく撮影していましたから…(^^♪

隅田川貨物駅を出た荷2935レは三河島、日暮里を通過、
上野駅7番線に到着します。
同じホームには、確か489系の特急『白山』が停車していました。
僅かな停車時間の後に発車。
アメ横を過ぎ、御徒町、秋葉原、神田を通って東京駅に進入します。
東京駅ではブルトレの機回しに使っていた11番線に停車しました。
10番ホームと12番ホームの間にある線路です。
ここでも少しの時間停車していました。
そして有楽町、新橋、浜松町、田町を経て品川へと辿り着きます。
列車は人気のない12番線に到着。
牽引して来たEF15は解放され、10番線を通って東京機関区へと帰ってゆきます。

そこへ入換機のDD13が登場します。
隅田川からの荷物車編成は牽き出され、
新幹線高架下の貨物線に停車している荷35列車へと併結されました。
この35レは汐留発熊本行きの急行荷物列車で、
この当時はEF58が重連で牽引していました。
汐留から牽いて来たEF58重連は側線に待機しており、
隅田川からの編成がドッキングされた後、
再び先頭に立って夕方の東海道を下って行ったのです。
EF15からEF58重連へのリレー、なんとも贅沢な流れですね。

さて、荷2935レのお話です。
なにしろ特徴ある列車ですから、
撮影となるとどうしてもキッチリとした無難な走行写真になりがちでした。
しかし前述の通り上野、東京などという大都会のど真ん中を通るということもあり、
出来るだけ沿線の風情も織り込みたいという考えもありました。
様々なアングルを探し求め、それなりに工夫もしていたと思います。
沿線をロケハンし、俯瞰できそうなビルを物色したり、
列車を様々な角度から狙えるようなポイントを探求しました。
実際に追いかけていた期間は短いし、
当時は『それなりの結果』に満足していたのですが、
今改めてみると努力が足りなかったと反省するばかりです。

荷2935レは昭和53年秋のダイヤ改正でEF58の牽引となり、
都心を行進する古式ゆかしいブラウントレインは消滅しました。
撮影していたのは僅かな期間ですが、この列車は非常に印象深く
その姿は現在でも色褪せることなく脳裏に焼き付いています。



【荷2935列車】

隅田川 13:59 → 品川 14:43
(隅田川~上野~東京~品川)



【荷2641列車】

品川 4:09 → 隅田川 5:22

(品川~新宿~田端~隅田川)












アルバム















1.離合

田町駅  昭和53年 5月31日
EF15 30  昭和22年 三菱電機・三菱重工製



















2.下町

三河島~日暮里間  昭和53年 6月 7日
EF15 30  昭和22年 三菱電機・三菱重工製




















3.轟音を響かせて

有楽町駅  昭和53年 6月 27日
EF15 29 昭和22年 三菱電機・三菱重工製


















4.暫しの競演!

田町駅  昭和53年 6月 3日
EF15 35 昭和26年 三菱電機・中日本重工製


















5.懐かしの11番線

東京駅  昭和53年 6月 30日
EF15 10(東) 昭和26年 日立製作所製




















6.上京列車の如く

鶯谷駅  昭和53年 7月 4日
EF15 11(東) 昭和26年 日立製作所製


















7.今日は4両の短編成

田町駅  昭和53年 6月 3日
EF15 35 昭和26年 三菱電機・中日本重工製



















8.或る日

上野駅  昭和53年 7月 5日
EF15 30  昭和22年 三菱電機・三菱重工製


















9.発車

上野~御徒町間  昭和53年 7月 3日
EF15 196(宇)  昭和33年 汽車製造・東洋電機製


















10.昭和ノスタルジー

御徒町駅  昭和53年 7月 4日
EF15 11(東) 昭和26年 日立製作所製


このEF15 11号機、初期原型の引っ掛け式標識灯が残されていました。
もともと初期型では引っ掛け式標識灯がオリジナルでしたが、
既に11号機を除いて全てが埋め込み式に改造されています。


















11.ビル街

有楽町~新橋間  昭和53年 7月 5日
EF15 30  昭和22年 三菱電機・三菱重工製


















12.尾久橋通り

三河島~日暮里間  昭和53年 6月 7日
EF15 30  昭和22年 三菱電機・三菱重工製。







現在は新交通システム、舎人ライナーが通る道です。
ボクは撮影以来この場所へは行っていませんが、
ストリートビューで見ると様相が一変しており、驚きました。
36年もの歳月が流れているので仕方ありませんが…
(+o+)










13.尾久橋通りⅡ

三河島~日暮里間  昭和53年 6月 6日
EF15? 番号不明


















14.裏方さん

秋葉原~神田間  昭和53年 6月 30日
EF15 10(東) 昭和26年 日立製作所製


















15.通過

新橋駅  昭和53年 7月 4日
EF15 11(東) 昭和26年 日立製作所製


















16.並走

田町駅  昭和53年 7月 19日
EF15 30  昭和22年 三菱電機・三菱重工製


















17.サボ

東京駅  昭和53年 6月 30日
EF15 10(東) 昭和26年 日立製作所製




鉄道の近代化で失われたアイテムとして『サボ』が挙げられます。
今や方向幕、LED表示器が常識となり、サボは珍しくなってきました。
いずれ現役使用は全廃され、コレクションとしてだけが残るのでしょうね。
昔は折り返し駅でサボの差し替えをする光景が、当たり前のように見られました。
大きな駅には、このような『サボ置き場』もありましたが、
ボクらは何の意識も無くスルーしていたように思います。
たまたまEF15と絡めて撮影…。
これが懐かしいシーンになるとは、撮影当時は微塵も感じてなかったなぁ~(-_-メ)














18.上野東京ライン…?

上野駅  昭和53年 7月 5日
EF15 30  昭和22年 三菱電機・三菱重工製






東北本線の起点は東京駅ですが、列車は上野発着が基本でした。
それでも優等列車の一部が東京駅まで乗り入れていましたね。
中学生の頃、東京駅で『はつかり』『ひばり』を見た記憶があります。
その昔は常磐線のC62牽引客車列車も来ていたそうです。
先輩諸兄の作品で、有楽町界隈を走る姿を何処かで拝見しました。
あれは品川まで行っていたようですね。
昭和48年以降、定期の旅客列車は運転されなくなり、
残された線路は、回送や折り返しの引き上げなどに使われていました。
『銀河』が神田まで来たり、
東北、上信越線の車両が秋葉原や御徒町に停まっていたり。
そんな中、唯一の定期列車として運転されていたのが荷2935レでした。
反対方向、品川→隅田川の荷2641レは見たことはないのですが、
確か山手貨物線を通っていたと聞いた覚えがありますので…。
その他にも何か走っていたかも知れませんが、
ボクが知っている限りでは荷2935レが上野~東京間最後の定期列車でした。
その後東北新幹線の東京乗り入れ工事により一部区間が撤去。
天下の東北本線、それも起点付近で路線が分断されるという事態となりました。
現在では再整備され『上野東京ライン』として新たなスタートを切ろうとしています。


















19.帰区

品川駅  昭和53年 6月 30日
EF15 10(東) 昭和26年 日立製作所製

















20.Stranger

上野~御徒町間  昭和53年 7月 3日
EF15 196(宇)  昭和33年 汽車製造・東洋電機製



荷2935レは東京機関区の担当でしたが、
当時は宇都宮区所属だったEF15 196が牽引して来ました。
どんな経緯、理由だったかは定かではありません。
196号機が牽いたのを他の日にも見たことがあります。


















21.アメ横

上野~御徒町間  昭和53年 9月 9日
EF15 80(東)  昭和29年 東京芝浦電気製



上野随一の商店街、アメ横。
御徒町までのガード沿いにお店が連なっています。
この界隈は旧き善き上野の風情を残していました。
現在もアメ横は存続していますが、ずいぶん雰囲気が変わっています。
観光地化したせいもあるようですが、
活気ある商店街から喧騒な地域になってしまったような…
(--〆)



















22.銀座遠景

新橋~浜松町間  昭和53年 7月 10日
EF15? 番号不明



世界貿易センタービル展望台より撮影。
右手手前には汐留貨物駅が広がっていました。
銀座のビル街をバックに、EF15が新橋駅を通過中です。
緩やかなS字を描いた0系新幹線とすれ違いました。


















23.雨の広小路口

上野駅  昭和53年 9月 11日
EF15 30  昭和22年 三菱電機・三菱重工製


















24.入換

隅田川貨物駅  昭和53年 9月 16日
EF15 30  昭和22年 三菱電機・三菱重工製



荷2935レの始発駅。
牽引機と同じ東京区のEF15が、荷物車の入換作業をしていました。
不似合いのパレット荷物車も今では懐かしい…


















25.狸

有楽町駅  昭和53年 9月 22日
EF15 30  昭和22年 三菱電機・三菱重工製



山手&京浜東北線ホームの新橋寄りに、二体の狸が居ました。
東海道本線を行き交う列車を見守ってきたのでしょうね…
今も居るのかしら?


















26.ラストスパート

田町駅  昭和53年 5月 2日
EF15 105  昭和29年 東洋電機・汽車会社製



かなり後ピンですが…(>_<)














27.日暮里台緑地

三河島~日暮里間  昭和53年 6月 7日
EF15 30  昭和22年 三菱電機・三菱重工製



雑多な建物と高架線のジャングルを抜け、日暮里駅に接近します。
お寺の向こうは谷中、千駄木。
線路の向こうとこっちでは、ずいぶん雰囲気が違うようです…



















28.タイムスリップ

有楽町駅  昭和53年 6月 27日
EF15 29 昭和22年 三菱電機・三菱重工製



何故か閑散としたプラットホーム。
そこへ超レトロなブラウントレインが通りかかりました。
昭和30年代を彷彿とさせるような光景…

















29.華やかしい時代

上野駅  昭和53年 7月 5日
EF15 30  昭和22年 三菱電機・三菱重工製



新幹線が開業する前、上野駅は活気に満ちていました。
早朝から深夜にかけて、数多の長距離列車が発着。
車両もヴァラエティに富んでいて、本当にいい時代でしたね。
そんな中、毎日14時過ぎに現れるEF15…
知る人ぞ知る、隠れた名場面でした。


















30.東京タワー

有楽町~新橋間  昭和53年 7月 5日
EF15 30  昭和22年 三菱電機・三菱重工製



東京の象徴、東京タワー。
ブラウントレインとの絡みを撮影したかったのですが、
イメージ通りの場所は遂に見つかりませんでした。
辛うじて捉えた一枚です。


















31.コキ

隅田川~三河島間  昭和53年 9月 23日
EF15 10(東) 昭和26年 日立製作所製



隅田川貨物駅から常磐線に合流するまでの間で、
なんとか列車の姿を収められそうな場所を発見。
しかし手前にはコンテナ貨車、コキが連なり停まっていました。
空で良かった…(^O^)/


















32.上野公園

上野~御徒町間  昭和53年 9月 13日
EF15 29 昭和22年 三菱電機・三菱重工製



上野と言えばアメ横と上野公園です。
線路越しに上野公園を望めるビルを探しまくり、
なんとか見つけることが出来ました。
雨に煙った感じをイメージし、わざわざ雨降りの日に撮影。
でも、ちょっと期待外れだったかも…(+o+)
『桜の季節には、あ~して、こ~して…』と考えていましたが、
ブラウントレインに次の春は訪れませんでした。


















33.追走

クハ103車内  昭和53年 6月 30日
EF15 10(東) 昭和26年 日立製作所製



荷2935レは上野、東京で数分の停車時間がありました。
なので速攻で追いかければ三度撮れるという…
その分平凡な写真にはなってしまいますが(苦笑)
これは失敗例、浜松町停車中に追い越されてしまいました。
でも今改めて見ると、かえって良いシーンだったかも…(^_-)-☆


















34.雨の商店街

上野~御徒町間  昭和53年 9月 12日
EF15 9(東) 昭和26年 日立製作所製







アメ横の反対側にある商店街。
あいにくの空模様で閑散としています。
上野っぽい怪しげなオジさんも歩いていますね…(-_-;)
渋いモーター音を轟かせ、高架線を通過してゆきました。








35.雨の商店街Ⅱ

上野~御徒町間  昭和53年 9月 12日
EF15 9(東) 昭和26年 日立製作所製


















36.同時発車!

東京~有楽町間  昭和53年 9月 6日
EF15 35 昭和26年 三菱電機・中日本重工製



東京駅を発車する姿を撮りたくて、とあるビルの上から狙いました。
この場所は以前にブルトレを撮影に来たことがありましたが、
少し事情が変わっていて非常に撮りづらかったように記憶しています。
丁度いい具合に0系『ひかり』と同時発車。
思い出に残るベストショットを捉えることが出来ました(^O^)/


















37.あまぎ

東京駅  昭和53年 9月 13日
EF15 29 昭和22年 三菱電機・三菱重工製



雨の日、東京駅11番線に停車中。
隣のホームに183系『あまぎ』が入線して来ました。
その向こうには新幹線。
新旧入り混じった顔ぶれが楽しいですね。



















38.臨客

東京駅  昭和53年 9月 19日
EF15 ? 番号不明
(対向はEF58 124)



ホーム端の狸と2935レを狙おうと待っていたのですが…
なんと、上り線に予期せぬEF58の臨客が来てしまいました。
いわゆる『カブリ』というヤツ…。
今思えば、超贅沢なカブリでしたね(笑)
狸は後日再トライしました。


















39.寛永寺坂橋

日暮里~鴬谷間  昭和53年 9月 6日
EF15 35 昭和26年 三菱電機・中日本重工製



昭和三年に竣工した旧い橋です。
桁下が低いのか、パンタグラフが縮こまっていますね。



















40.休息

東京駅  昭和53年 6月 30日
EF15 10(東) 昭和26年 日立製作所製



ゆったりとした足取りで東京駅に着いたブラウントレイン。
この先は天下の東海道本線です。
過密ダイヤに飛び込む前、息を整えるが如く暫しの休み時間。


















41.東京機関区

品川駅  昭和53年 9月 11日
EF15 30  昭和22年 三菱電機・三菱重工製



荷2935レの牽引を担当するのは東京区のEF15。
田町を過ぎ、終点品川までの途中、
住処である機関区の脇を通り抜けていました。
入換に活躍していたDD13たちが居ますね。


















42.小便小僧

浜松町駅  昭和53年 7月 3日
EF15 196(宇)  昭和33年 汽車製造・東洋電機製



鉄道80周年を記念し、この地に設置されました。
現在は季節ごとの衣装をまとい、名物となっています。


















43.上野駅進入

山手線車内  昭和53年 7月 4日
EF15 11(東) 昭和26年 日立製作所製







並走する山手線の電車内から、
タイミング良く到着シーンを撮影出来ました。
…と言うよりも、
もう少し工夫して撮れば良かった…(-_-メ)
という後悔の方が強かったりして…
しっかり並走するなんて、滅多にありませんでしたから。








44.上野駅進入Ⅱ

山手線車内  昭和53年 7月 4日
EF15 11(東) 昭和26年 日立製作所製


















45.後部補機!?

隅田川貨物駅  昭和53年 9月 20日
EF15 196(宇)  昭和33年 汽車製造・東洋電機製



入換作業中の珍事!?
なんと、最後尾にEF80を連結した超スペシャル編成が登場しました。
\(^o^)/
如何なる理由だったかは全く記憶にございません。
後退するEF15、遮断機が上がりきらないうちに渡り始める人々…(笑)
交差する道路は都道464号線です。
現在はクルマは地下道、歩行者は歩道橋となり、踏切は廃止されました。


















46.中央通り

上野~御徒町間  昭和53年 9月 9日
EF15 80(東)  昭和29年 東京芝浦電気製



西郷さんの銅像がある付近から撮影。
ガード下の中央通りには、いすゞのボンネットトラックが走っていますね。
レトロな街、上野の風景にEF15と共に似合っていました。


















47.安全確認

東京駅  昭和53年 9月 13日
EF15 29 昭和22年 三菱電機・三菱重工製



荷2935レは東京駅11番線に数分停車していました。
客車列車折り返しの機回しに使われていた線路で、ホームはありません。
駅員が荷2935レの到着~出発を見守るのは10番ホームからでした。


















48.単線

神田駅  昭和53年 6月 30日
EF15 10(東) 昭和26年 日立製作所製



複線の右側を走っているように見えますが…(?_?)
実は、上野と東京の間は単線でした。
複線のように見えますが、隣は側線です。
かつて、優等列車が乗り入れた時代も単線だったとか…



















49.出発!

隅田川貨物駅  昭和53年 9月 20日
EF15 35 昭和26年 三菱電機・中日本重工製



荷2935レの起点、隅田川貨物駅を発車します。


















50.到着

品川駅  昭和53年 9月 11日
EF15 30  昭和22年 三菱電機・三菱重工製



終点、品川駅にすべり込む荷2935レです。
時計の針は14:43を指していますね…


















51. 汐留

新橋~浜松町間  昭和53年 7月 10日
EF15? 番号不明



世界貿易センター展望台からの俯瞰。
日本の鉄道発祥の地、汐留界隈を疾走します。
広大な汐留貨物駅も過去のもの。
現在、この周辺は激変してしまいました。


















52. もうひとつのブラウントレイン

隅田川貨物駅  昭和53年 9月 23日
EF15 30  昭和22年 三菱電機・三菱重工製



隅田川貨物駅では、牽引担当と同じ東京区のEF15が入換作業をしていました。
荷2935レの出発前後、荷物車を牽いて行ったり来たり…
旧い荷物車を従えれば、こいつもブラウントレイン!
なかなかサマになっていますよね~


















53. 10歳差なのに…

有楽町駅  昭和53年 9月 9日
EF15 80(東)  昭和29年 東京芝浦電気製



このEF15 80号機は昭和29年製。
後方を走る新幹線0系は昭和39年デビュー。
たった10歳違いなのに、ずいぶん対照的ですね。
この間の技術向上が急速だったということでしょうか?


















54. 横須賀線

東京駅  昭和53年 9月 13日
EF15 29 昭和22年 三菱電機・三菱重工製



雨の日、横須賀線の113系電車との出会い。
この頃の横須賀線は、未だ東京駅地上ホーム発着でした。
その後総武快速と直通運転となり、地下駅経由になって現在に至ります。
そう言えば総武快速の113系も過去のものとなってしまいましたね。


















55. 狸Ⅱ

有楽町駅  昭和53年 9月 12日
EF15 9(東) 昭和26年 日立製作所製
















56. 進入

東京駅  昭和53年 月 日
EF15 195(東) 昭和33年 川崎車輌・川崎重工製



昨今「上野東京ライン」として復活した東京駅北方の線路。
かつては優等列車が行き交っていましたが、この頃は回送列車など僅かな本数のみでした。
そんな中、真昼間に毎日現れるブラウントレインは注目の的!
…と言いたいところですが、意外にも撮影する鉄チャンは殆ど居ませんでした。

















57. 土橋界隈

有楽町~新橋間  昭和53年 7月 5日
EF15 30  昭和22年 三菱電機・三菱重工製



土橋にある雑居ビル。
東海道本線の撮影に好都合な位置にあり、何度か足を運びました。
この日も管理人さんに頼んで入れていただき、非常階段から撮影。
大都会のど真ん中を進む姿は堂々としていました。
















58. 閑静

東京駅  昭和53年 6月 30日
EF15 10(東) 昭和26年 日立製作所製



ブラウントレインが停車するのは、ホームの無い11番線でした。
ここは9、10番線ホームです。
列車の発着が少ない時間帯なのでしょうか、閑散としていました。
5、17、40の写真も併せてごらんください。
本当に人影がありませんね。
現在の東京駅からは想像もつきません。
















59. September rain

上野駅  昭和53年 9月 11日
EF15 30  昭和22年 三菱電機・三菱重工製

しぶきをあげて行き交う自動車、雨のせいか歩く人も疎らです。
雨音をかき消すかのように、古風なサウンドを響かせて走り去りました。
















60. 北の玄関

日暮里~鴬谷間  昭和53年 9月 6日
EF15 35 昭和26年 三菱電機・中日本重工製

かつての上野駅は、東北、常磐、上信越へのターミナルとして賑わっていました。
まさに「東京の北玄関」ですね。
行き交う列車が多いため、この付近では線路配置も複雑です。
撮影当時は昼も夜も優等列車だらけでした。
客車列車も当たり前の存在でしたが、やはりブラウントレインは異色の存在。
時代を超えた姿を見せてくれていました。














【使用機材】


PENTAX SP-F



PENTAX MX












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