武蔵野線は、東京都心を通過する貨物列車を迂回させるための路線です。
その歴史は意外と古く、既に昭和二年には東京外環貨物線として計画されていました。
戦争などで一時凍結されてはいましたが、
山手貨物線での線路容量が限界に達した昭和30年代に再びリストアップされて着工。
昭和48年には部分開業し、その後徐々に延伸を続けてきました。
当初は貨物線として計画されたものの、
沿線の人口増加などで旅客路線としても併用されました。
鉄道貨物輸送の衰退から、貨物列車は年々減少してきています。
もともとは貨物線としてスタートした武蔵野線でしたが、
現在では旅客輸送がメインになりました。
しかし路線の西部、府中本町~新鶴見間は今でも貨物専用線です。
武蔵野線で活躍した電気機関車はEF65、EF80、そしてEF15などでした。
路線の性質上、様々な路線と接続していたことから
ダイヤ、運用はさぞかし複雑なものだったろうと思います。
開業~延伸を続けていた時代は貨物輸送も多く、
たくさんのEF15が武蔵野線を走りましたが、
残念ながら撮影する機会は多くありませんでした。
EF15 111(新) 昭和29年 東京芝浦電気製
吉川~新三郷間 昭和54年 11月 12日
EF15 193(新) 昭和33年 川崎車輛・川崎重工製
三郷駅 昭和54年 11月 12日
【使用機材】
PENTAX MX
Tweet
トップに戻る
国鉄&JR目次に戻る
EF15 トップに戻る
次のページへ