ED16

青梅線 五日市線 南武線





国鉄の蒸気機関車が引退する頃、
新たな撮影ターゲットのひとつとなったのがED16型電気機関車でした。

ED16型は昭和6年に18両が製造された中型電気機関車です。
中央本線や上越線の電化に合わせて導入されましたが、
これらの路線で輸送量が増したため亜幹線、支線に転用されました。
昭和45年には全機が立川機関区に集結。
青梅線、五日市線、南武線での貨物輸送に従事しました。
主に奥多摩から産出される石灰石を輸送する列車を牽引し、
昭和58年に引退するまで活躍を続けました。

一時期、よく青梅線へ出かけました。
風光明美な路線に運転本数が多かったこと、自宅から比較的近い場所だったこと、
そして、希少な古豪電気機関車であったことから撮影対象になったのでしょう。
当時はキャンプ装備で無人駅に泊まりこんだり、結構楽しんでいました。

蒸機時代は色々な面で余裕が無く、未熟で稚拙な写真ばかりでしたが、
ED16に取り組んでいた頃から撮影体制が少しずつ進歩したように思えます。
今振り返ると、撮り鉄としての第二章が始まったような感じ…

しかし、地方私鉄やナロー軌道という新たなターゲットにシフトしたこともあり、
昭和53年以降は殆ど撮影しなくなりました。
もう少し長期スパンで取り組んでいたならば、写真の幅も広がったのでしょうが…
視点、感覚が
『発展途上だなぁ~』
と思う写真が多く、自分ながらに笑ってしまいます(*^_^*)

ここではED16を主体としますが、
同路線での72系電車など、他の車両も含めて掲載いたします。





ED16型 形式図面







【訪問日】


昭和49年 11月 3日



昭和50年 12月23日












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