弾丸トワイライト





札幌~(トワイライトエクスプレス)~大阪










だいたいこんなことになったのは、K井のせいなのである。



…という懐かしい冒頭のフレーズ

(わかるかな~?)





2015年、正月が明けて間もなく40年近い付き合いとなるK君からの電話。


K井『ねぇ~ カシオペアスイートあるよ~ 乗らない~?』

ボク『いつ?』

K井『○×日』

ボク『来週やんけ~ 行けるか~!』




このテのやり取りは珍しくないので、あまり気にしていませんでした。




で、数日後…









K井『ねぇ~ トワイライトあるよ~ 乗らない~?』

ボク『いつ?』

K井『27日』

ボク『んっ?! その日って…』






会社の後輩で、ここ2~3年で鉄チャンに目覚めたというTが
24日から渡道して鉄チャン行動し、確か27日に帰るって言ってたはず。
Tは帰りに『北斗星』に乗ろうと楽しみにしていたのですが、
ゲットできずに『はまなす』買ったとも聞いていました。

もしも『トワイライトエクスプレス』乗れるぞ!なんて言ったら卒倒するかも知れん。
おもろいから橋渡ししたろかな~


…なんて軽い気持ちで


ボク『それ、ちょっとキープしといてくれる』

K井『いいよ。Bコンだけど、良いかな?』

ボク『モチロン!』

K井『1ボックスあるけど…』

ボク『へ? すげー!』

K井『あとね~ ×●日のツインと、△○日の…』

ボク『ちょい待て~! なんでそんなにあるんじゃあ~!?』

K井『実はね… ■×△◆○w@ で、※▽◇◎▲○□● なんだよ』

ボク『どっひゃあ~! ◎▼□◇※ なの!? マジかぁ~!?』




大変申し訳ございませんが、その内容についての詳細は控えさせていただきます。
<m(__)m>


決して怪しいルートではなく、正規の購入方法です。

モチロン定価での売買、サプリメントは一切ありません。

超プレミアムチケットと化しているトワイライトの寝台券ですが、なんとも驚きの入手ルートがあったもんです。



声をかけてもらったチケットは、
1月27日の札幌発大阪行き『トワイライトエクスプレス』、Bコンパートを1ボックスでした。




ボク『おいTよ、トワイライト乗りたいか?』

T『そりゃもう、乗れるんであれば…』

ボク『あるぞ、乗るか?』

T『ははーっ!』

ボク『定価の倍でええわ』

T『がちょーん!』



…というのは冗談でっせ。
ちゃんと定価譲渡です。




Tは考えてもいなかった『トワイライトエクスプレス』に乗れるチャンスを得て、そらもう喜ぶ喜ぶ!

最初は大阪経由で帰ることになるとと予算オーバーだ~!
なんてブツブツ言ってたくせに、気がつけばトワイライト一色になっとる(笑)




T『トワイライト、是非ご一緒しましょう!』

ボク『いや、業務を背にして鉄する訳にはいかん』

T『そうですか…残念だなぁ~』

ボク『おかしい… いつの間にか27と28日が休みになっとる…』

T『それ、行くつもりじゃないですかぁ~』




ボクとしては橋渡しのつもりでしたが、いつしか自分も参戦ムードになっており、
せっかくのチャンスを無にしちゃいかん!ってな気持ち。

そんな経緯で、再び『トワイライトエクスプレス』に乗れる機会を得た訳です。

う~む…

今年は地味に模型造りをして旅は控えよう~!
と考えていたのにも関わらず、Kのせいでいきなりトワイライトに乗るハメとなってしまいました…

モチロンまた乗れるのは嬉しいんだけど、少~し複雑な気持ちでした。


往路は不本意ながら飛行機。

『北斗星』で行くのがベストなのですが… まあ仕方が無いです。安いしね…


バニラエアってのを初めて予約しました。
キャンセルや変更も可能で、座席指定料、荷物預け、支払手数料を含んで6700円と激安!

6700円って、寝台料金と同じくらいぢゃないっすか…
飛行機が安過ぎるのか、寝台が高過ぎるのかどっちなのかしら…(?_?)


朝成田を発ち、その日の札幌発トワイライトに乗るという弾丸ツアーです。
本当に『乗るだけ』の行程ですね。

撮影はビデオをメインに、スチールはスナップくらいでしょうから一眼はパス。
コンデジを二台という布陣で臨むことにしました。






旅の詳細は拙ブログに記していますので、そちらをご覧ください。

乗車前には開拓の村を再訪し、前回見逃した夕張森林鉄道のDLを撮影しました。

そして札幌駅には12:39着。
いよいよトワイライトの旅が始まります。

乗車前に腹ごしらえ…といきたいところですが、何とも中途半端な時間。
8002レの入線時刻は13:49です。
その様子を撮影するため、最低15分前にはホーム端に居たい…
移動時間を考慮すると、13時半には入場しなくてはならないということです。
時計の針は12:50を過ぎました。
「ちゃんとしたもの」を食べる時間がないので、仕方なく立ち食いソバを注入。
これが大ハズレで、450円もするのに200円の価値もないくらい…(-_-;)

その後、気を取り直して四季彩館でサッポロクラシックと食料を調達。
更にお隣の駅弁屋さんで『三大蟹味くらべ』と『ひぐまの笹寿司』を買いました。

これで、とりあえずパブタイムまでは大丈夫でしょう。

この時点で Kはビックカメラで買い物中(?)、Tは駅構内をウロウロしているとのこと。

撮影もあるし、ボクはそろそろホームに上がりたいので Tにその旨を伝え、いざ改札口へ!




























札幌駅(^_-)-☆




















切符~(^^)v





















改札入りますよ~(^^♪










5番線の白石寄りでTと合流。
回8002レのお出ましを待ちました…

















(^O^)/






進入して来る姿、ワクワクしますね~














最後尾のカニ24
高貴なエンブレム

















珠玉の旅が始まる…









8002レは札幌駅4番線に停車しました。
10数分後には発車しますので、対向ホームから眺めていられる時間は僅かです。
ささっと撮影後、4番ホームへ急ぎました。











30分後に発車する「北斗」には、洞爺で追い抜かれます。
この方向幕が掲出されるのも、あとひと月余りとなりました。
乗りましょう!









さあ!
8002レ『トワイライトエクスプレス』の旅が始まります!

利用するのは8号車のBコンパートメント。



同行メンバーは…

Tツ=会社の後輩

K井=同級生の写真家

?=Kの知人

…ですが、Kとは30分前に電話で話して以来音信不通。

ホンマに乗っているやろか?


心配をするふりをしながら(?)乗車。

すぐさま指定された寝台に荷物を置き、4号車サロン・デュ・ノールへと向かいました。




今回はサロン・デュ・ノールをメインに、ビデオ撮影することにしました。

あの大きな窓のおかげで、ワイドで狙えば両側の車窓を撮ることが出来ます。
同時に車内の様子も映るし、車内アナウンスも入るし、まさにベストポジションだと判断しました。


札幌駅発車前のサロン・デュ・ノール(以下SDNと略します)は空いていました。
それでも既に陣取っている人もチラホラ…

ビデオを回し始めると、やがて8002レは発車しました。


『いい日旅立ち』、そしてハイケンスのセレナーデが流れて案内放送が始まります。

撮影中にKが登場(笑)
とりあえずはアイコンタクトにて挨拶。
彼も何だか忙しそうです。

座席も少しずつ埋まり、更に隣のダイナープレヤデスに向かう乗客が目立ってきました。


車内放送が終わり、一旦カメラを停めました。



ここでやっとメンバー全員が集結。
改めて紹介しましょう。

◆ K井=放浪写真家 遂に結婚間近!

◆ K女史=熱気球と猫に夢中のカメラウィメン

◆ Tツ=ビギナー鉄 撮影が楽しいらしい

◆ ボク=引退鉄 たまに復帰する


SDNの一角を占領し、酒宴開始~♪

なんてったって眺めがいいし、居心地も抜群!









いい感じで席が埋まったSDN
ウチらが陣取ったのは左奥です。
札幌駅で買った「ひぐまの笹寿司」。
これは毛ガニ!
夕陽がレールを輝かせています。














K女史は友人Kの仕事仲間であり、今回のトワイライトツアーに急遽抜擢されたとのこと。

前日は、なんと北斗星で北上。
そしてトワイライトに乗るというスペシャルなコースです。

しかし、K女史は翌日の10:00から新宿で外せない仕事があり、
やむなく長岡で下車して新幹線で帰京する予定だとか。

本当は北斗星を降りたら飛行機でトンボ帰りするつもりだったらしいのですが、
Kに騙されて
トワイライトメンバーに加わったという経緯がありました。



驚くのがKの行程…(・_・;)



凄いぞ…



↓ ↓ ↓ ↓ ↓  






① 1月22日 カシオペア 上野⇒札幌

② 1月23日 はまなす 青森⇒札幌

③ 1月24日 トワイライトエクスプレス 札幌⇒大阪

④ 1月25日 サンライズ 大阪⇒東京

⑤ 1月26日 北斗星 上野⇒札幌

⑥ 1月27日 トワイライトエクスプレス 札幌⇒大阪








(・_・;)








なんや、これ…





修行か…?





マイル貯まるんか…?





ビョーキか…?






昔、鉄チャン活動全盛期の頃、懐寂しい学生時代には夜行列車連泊なんて当たり前だったけれど、
これはちょっと意味が違いますよねぇ…



実にオソロシイ…



このレベルまで達すると尊敬にも値する…





そんなことを話しながら呑んでいると、いつしか車窓はトワイライト…










(^^)v











そして16:23、洞爺に到着しました。
この停車時間は後続の特急『北斗12号』に抜かれるためのものです。











(^^;









普段なら牽引する機関車に目がゆくのですが、
ここ洞爺駅では先頭のホーム端ギリギリに停車すると聞いたので、前は諦めて後狙いです。


暫くすると対向の貨3065レが進入して来ました。
DF200の牽引です。

その様子をビデオで撮っていると、背後からは5012D『北斗12号』が登場。
写真は撮れませんでしたが、なんとかビデオでは捉えられました。



洞爺を出ると、客扱い停車は明朝の新津までありません。
洞爺~新津間の客扱い無しは8001レでも同じ。
約12時間前後も客車の扉が開かないのは日本最長です。


勿論途中では運行上の都合での停車、いわゆる運転停車は何箇所かあります。
8002レの新津までの間だと五稜郭、青森、新青森、越後早川に停まります。



道内最後の停車駅、五稜郭には18:44着。
先頭のDD51重連は解放され、それまでの最後尾に青函専用機ED79が連結されます。

北斗星やカシオペアは函館で機関車交換をしていますが、トワイライトだけは五稜郭にて行われます。
その辺についてはこちらで語っています…
鉄チャンでも意外と即答できないんですよね、この件って(笑)

まっ、簡単に言えば客扱いのない函館には行く必要が無い、
分岐駅である五稜郭で機関車交換が行われるのはごく自然なこと…ということでしょうね。
本州~道内を結ぶ貨物列車と同じと考えれば良いのかも知れません。


そんな五稜郭を19:03定時に発車。

ダイナープレヤデスでは一回目のディナーが終わったところですが…












(・_・;)





そう言えば…





(汗)





ティータイムに行くの忘れてた…





((+_+))









SDNの居心地が余程良かったのか、それとも舞い上がっていたのか、
ただ酔っぱらってたのか、定かではありませんが、ホントにすっかり忘れていました。



更に…

さっき Tが購入して来たシャワーカードですが、
時間を見ると『21:00~21:30』と『21:30~22:00』となっています…

こら~!
パブタイムの時間とモロに重なっとるやんけ~!

う~む…
ボクが『夜なら時間はいつでもいい』と言ったのが間違いだったのか…


まあ仕方がない(ToT)/~~~

Tに21:00~を譲り、ボクはパブタイムの隙を見て行くか、
それともパスするか、どちらかにしようと考えていました。


そんなこんなでパブタイムの時間。

SDNの一番3号車寄りで陣取っていたこと、Kが行列の具合をよく観察していたことで
突入のタイミングがバッチリで、至ってスムーズにパブタイム開始と共に入ることが出来ました。










メニュー…で・す・が…
ボクのチーズとサラダ(^^)v
Tツのカレーライス。
ランチのと違い、ソースがかけてありました。







厨房トラブルのため、通常のパブタイムとはメニューが異なっていました。

ステーキピラフやソーセージなどは無し。
代わりにビーフシチュー、カレーライスが供されていました。

8001のランチでしか味わえない両メニュー、ボクもビーフシチューをオーダーしようかと悩みました。

が、午後からのビール攻撃、および駅弁などを結構食していたため、
さほど空腹でもなかったことからパスしました。
なのでサラダとチーズで軽~く。
(後日後悔しましたが…)

Kはサラダだけ、K女史はビーフシチューでした。



ティーは逃しましたが、パブは楽しめて良かった…









(@^^)/~~~










午後から呑み続けていたこともあり、パブタイムのクラシック2杯にて打ち止め~
暫しSDNで寛ぐものの、眠気を催してきたため我が寝台に戻りました。

8002レは弘前に運転停車し、奥羽本線を南下していたという状況。

暫くは車窓を眺めていましたが、大館に着き、発車したあたりで床につきました。
いわゆるバタンキューってな感じで入眠。












8002レ 青森 ⇒ 大阪 停車駅時刻表  (※=運転停車)

 青森 21:13 30
21:53 00
 新津 4:33 30
4:40 00 
福井 9:54 30
9:56 00 
 新青森 21:59 00
22:03 00 
 長岡 5:17 45
5:29 00 
 敦賀  10:36 15
10:52 15
 弘前※ 22:32 45
22:33 45 
 直江津  6:25 00
6:27 00
 大津京※  11:59 00
12:04 30
 大館※ 23:09 45
23:10 45 
富山 8:01 00
8:03 00 
 京都  12:15 00
12:18 00
 秋田※ 0:35 00
0:37 00 
 高岡 8:18 10
8:18 10 
 新大阪 12:47 45
12:48 45
 酒田※ 2:05 00
2:08 00 
 金沢 8:49 35
8:51 35 
 大阪 12:53 30
13:02 00
 越後早川※ 3:30 00
3:32 00 
 芦原温泉※ 9:33 45
9:39 30 





【札幌~五稜郭間 牽引機関車】
DD51型ディーゼル機関車 重連(函館運輸所所属)


【北海道内での停車駅】
札幌 南千歳 苫小牧 登別 東室蘭 洞爺 五稜郭※


【五稜郭~青森間 牽引機関車】
ED79型電気機関車(青函派出所所属)


【青森~敦賀間 牽引機関車】
EF81型電気機関車(敦賀運転センター所属)


【敦賀~大阪間 牽引機関車】
EF81型電気機関車(敦賀運転センター所属)


【運転機関士】
青森 → 秋田=大館運転区  秋田 → 酒田=秋田運転区
酒田 → 新津=新津運輸区  新津 → 直江津=直江津運輸区
直江津 → 金沢=富山運輸区  金沢 → 敦賀=金沢列車区
敦賀 → 宮原(操) =敦賀運転所









目が覚めると、新津に到着するところでした。

ビデオカメラを取り出し、寝台の窓から発車する様子を撮影。
ゆっくりと滑り出す8002レ…

すると…
な~んと、対向ホームにEF81+24系が到着(^O^)/
天理臨のようです。

寝ぼけ眼で撮っていたのですが、ビックリしたこともあって一気に目が覚めました(笑)



8002レは定時で走っていました。
昨年末は大雪で大変だった越後路ですが、車窓から眺める景色は1月末とは思えないくらいの雪の量です。

次の停車駅は長岡です。
長岡では12分間停車するので、撮影チャンス!

支度をしていると、Tが起き上がりました。


ボ 『撮影行くぞ~!』

T 『むにゃ~』



定刻通り、5:17長岡に到着しました。
ここでK女史は下車し、上越新幹線で帰京します。

時刻表を見てみると、一番早い新幹線は6:28発。
約1時間の待ち合わせですね。

これに乗ると、東京には8:12に到着します。
その時刻、我が8002レは富山を出たばかりという頃。
やはり新幹線は速いですね。


前述のように長岡では12分間停車しますが、
この停車時間、実は理由が良く分からないのです。

新津から乗務した機関士は直江津まで運転しますので、長岡での交代はありません。
何のための12分間なのでしょうか…?

しかし、ボクらにとっては絶好のチャンス。
対向ホームまで行き、列車の姿をバッチリ撮影出来るのですから。













長岡駅に停車中の8002レ








三脚を持って来なかったため、クランプポッドを使って超ローアングル撮影。
時折霙が降る中、8002を撮る同士は僅か数名です。
もっと大勢の鉄チャンが居るかと思っていたので、ちょっと拍子抜けしました。













手持ちでも何とか…










まあまあ撮れたかな~
なんて自己満足に浸りながら列車へと戻ります。





Tツ『発車は5:43ですよね』

ボク『へ? ちゃうやろ、17着の12分停車やから29分!』

Tツ『ヤバくないですかっ?時間!』

ボク『んっ? 今は5:28か… ゲゲ~ッ! 急げ~~~!』




猛ダッシュで階段を上がり、下りて、我が8002に飛び乗った5秒後にドアが閉まりました。

う~む… 超危険だったなぁ…

(・_・;)



Tが言っていた5:43っちゅうのは上越線の越後中里行き。
8002レの案内と見間違えたらしいです。

あー ビックリした~







寝台で、暫しまったりと過ごしていると早くも朝食タイムです。

予約したのは6:45から。
ダイナープレヤデスに行くと、4人席にTと並んで座るよう案内されました。


ホモのカップルじゃあるまいし、なんでTと並んで座らなあかんねん…(+o+)

少しすると、お向かいにはカップルが着席。
相席の場合は向かい合わせ×2ではなく、並列×2になるんですね。
向かい合わせの方がいいような気がしますが…(-_-メ)










先付け三種、右奥にビネガーエードと卵
メインディッシュ





【ダイナープレヤデス・ブレックファースト】


《食前のドリンク》

オレンジビネガーエード
スパイスウォーター・シロップ・オレンジジュース・白ワインビネガー
カットオレンジ・カットレモン・ミント・スライス生姜・フランボワーズ


《先付け3種》
カポナータ(茄子・胡瓜・パプリカのマリネ・イタリア風甘酢トマトソース
海老とアボカドのカクテル
フォッカッチャ


《「丹波のたまご」の半熟3分ボイルと花の塩》


《生姜とタイムのミニお粥》

白粥(中華粥にタイム・ローリエ・丁子・生姜)
薬味として(卸し生姜・タイム・クリスピーベーコン)


《ミート&サラダ&ホットベジタブル》
白いんげんとベーコンのトマト煮
自家製チキンナゲットとフレンチマスタード&ケチャップ
ハートロメインとバルサミコのドレッシング&グラナパルメザンパウダー
アンディーブと角切りポテトサラダ
茹でたて緑黄色(青梗菜・カボチャ・有機人参)
薄切りハムと種入りマスタードとパン ド カンパーニュ


《フルーツ&フロマージュブランのスープ》
ハネージュメロンとパイナップル
フランス ノルマンディー産フロマージュブランのスープを少し


《オリジナルモーニングブレンド》
サントス40%(フルシティ)・モカ30%(シティ)・グァテマラ30%(シティ)









ビネカーエードは魔法のドリンク!
前日呑み過ぎて重たい胃だって元気に目覚めちゃいます(^O^)/



朝食後は、またSDNで寛いでいました。
車窓右手には日本海が広がっています。
あいにくの曇天ですが、SDNの窓いっぱいに広がる雄大な景色は素晴らしいものでした。













鉛色の海だって この窓から眺めると素敵~❤












8002レは順調に進み、富山、金沢などを過ぎて福井に到着しました。


先程、Kが
『福井の焼鯖寿司が旨いんだよ!』
と言い、よくよく聞いてみると電話注文でホーム、ドアまで届けてくれるとのこと。

Kは既に頼んだとか。
駅弁の押し寿司系は大好物なので、ボクも参戦。
Kに再度電話をしてもらい、二つ注文しました。

ひとつは今食べる用、もうひとつはお土産です。




そして…

駅弁屋さんがドアまで届けてくれました~(^O^)/








(^O^)/





ダイナープレヤデスに行ってビールを購入し、堪能しました。
旨かったぁ~



焼鯖寿司の美味しさにメロメロになっていると、8002レは敦賀へと到着しました。

カタギ衆にも知られた8002レの名場面!
EF81の交換が行われます。


トワイライトエクスプレスを牽引するEF81型電気機関車は敦賀運転センターの所属です。

その運用は…

敦賀→(8002)→大阪→(回8002)→宮原
宮原→(回8001)→大阪→(8001)→青森
青森→(8002)→敦賀

…が一行程となっています。


敦賀~大阪~青森~敦賀と牽引したEF81が車庫へと帰り、替わりのEF81が登場するという訳です。













青森~敦賀間を牽引したEF81 44(^^♪








敦賀駅のホームはギャラリーでごった返していました。

従来、機関車交換シーンなんぞを見物するのは鉄チャンだけ。
しかし、何時の頃からかカタギ衆も参入するようになりました。
昔はわざわざ見に来るカタギは居ませんでしたよね…
せいぜい横軽くらい?
それでも数人居るか居ないかという程度だったか…(・・?













交代したのはEF81 114でした(^^)/








特にデジカメの普及、携帯電話の撮影機能が高性能化した近年ではさらに拍車がかかり、
不特定多数のヒトたちが一斉に群がるようになっています。

皆さん鉄チャンとしての常識、道徳を知らないので、かな~り困ってしまう場面に出くわします…
あまりにも酷いとその場で注意をしますが、中には言っても判らなさそうな危ないヒトも居たりしますからね…












この中で最も状況を理解していないヒトは誰でしょう?










敦賀駅では大勢の観客がトワイライトエクスプレスを注目していました。

『我先に!』というヒト、周囲が全く見えていないヒト、安全/危険の境目が判らないヒト、
非常識が服着て歩いているヒト、まあ何人か見かけましたが、
比較的穏やかな雰囲気で混乱もなく、人数の割には殺伐とした感はありませんでした。







敦賀を出発すると、残りの旅路はアッという間に過ぎてゆきました。



敦賀発車後、暫くは寝台で寛いでいました。

SDNではジャンケン大会が催されているようでしたが、敢えてパス。
その雑踏が去った頃、またSDNへと出かけました。


湖西線の高架区間を走るようになると、いよいよ『終わり』が近づいて来たなぁ…という感じです。

またもやサンダーバードに追い越さる大津京駅は、雪がチラついていました。

なごり雪…(?_?)

これまで楽しんできた我らが8002レの旅。
それが間もなく終演を迎えようとしている時だからこそ、
たかが小雪でも『そんな』気分にさせちまうワケで…


だんだん感傷的な気分になってゆく実感がありました。



山科を過ぎて東山トンネルを抜けると京都です。

京都を発車し、西大路を通過した瞬間、8001レとすれ違いました。
SDNで意識的に狙っていたのは4人くらい。
定時運行だからこそ出会える光景です。

ボクはビデオ撮影していたので写真はありません…(・_・;)




小学校時代に電車を見ていた高槻~摂津富田の踏切跡、吹田操車場跡、
岸辺駅から吹田第一機関区への線路を眺め、蒸機に会うため歩いて向かったいた時代を思い出しながら
現在の風景と重ね合わせていると、ハイケンスのセレナーデが流れました。

新大阪到着の案内放送です。



うぉ~~~っ!
ホンマに終点についてしまうやんけ~



新大阪を出て淀川を渡ると『いい日旅立ち』のメロディ。

約22時間前に聞いたときはワクワク感でいっぱいだったのに、今は終演へのカウントダウンで寂しい限りです。





そして…

12:53ほぼ定刻に大阪駅へと滑り込みました。











現実に引き戻される場所…
クルーの皆さんも引き上げてゆきます













メッチャ人気!







ここ大阪駅では、カメラを向ける人々が整然とした印象を受けました。
対向ホームに行けば良かったか…?と思った時はすでに手遅れ。
注目を浴びていたEF81 114は汽笛一声、ゆっくりと動き始めました。


夢の世界から、一気に現実へと引き戻される旅の終わり。
この虚しさも、ひょっとすると旅の醍醐味なのかも知れませんね。


名残惜しさに駅売店でトワイライトグッズを購入し、
夢を振り返りながら新幹線で帰京しました。








当記事は、拙ブログの文面を一部抜粋、アレンジして製作いたしました。











【使用機材】




FUJIFILM X20




SONY HDR-CX900




FUJIFILM XF1
















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