臺灣火車攝影的旅行
第四日


撮影日=民国67年 3月28日(火)



Vol,6







縦貫線の二水付近には既に架線柱が林立し、電化が間近だということを感じさせました。
二水からは集集線という支線が分岐しており、
そこで運用される蒸気機関車のための機務段(機関区)があります。
集集線で活躍する機関車はCK120型とCT150型。
CK120は日本のC12で、C56とソックリのデフレクターを装備していました。
CT150は8620型で、当時でも稼働している数は少なく貴重な存在だと聞きました。

二水に着いた頃は天気が悪く、オマケに霞がかかったような空気で
撮影には非常に悪いコンディションでした。
しかし、そんな贅沢を言っている暇はなく、
二水機務段と站、そして集集線分岐付近で撮影を決行。
珍しい後部補機?付きも来たりして、数は稼げました。
二水機務段はこじんまりとした車庫で、転車台は無く、ちょっとした駐泊所のような感じ。
日本統治時代と殆ど佇まいが変化していないとのことでした。
ここの職員さんには便宜を図っていただき、
夜間の立入も許可されて夜景の撮影も出来ました。
二水の夜は印象的で、夜の蒸気機関車を堪能したほか、
写真家のMさん、鉄友のSさんとは
『義兄弟の契り』を交わしたという、思い出の地ともなったのです。
\(^o^)/



































二水に到着後、早速機務段を訪問しました。




































二水站を出発する縦貫線の旅客列車。
牽引するのは嘉義でさんざん撮ったCT252です。
この機関車に縁があるのかなぁ~
























林立する架線柱の間を走り去ってゆきました。






















集集線と縦貫線が分岐するあたり。
ここでCK120を待っていると、
不意に縦貫線の蒸気列車が来ました。
牽引機はCT270、最後尾にはDT650が\(^o^)/

























先頭はCT271。
























そして最後尾にはDT651。
なんと、トップナンバー同士のプッシュプル!
























二水站は間もなくです。
























待っていた集集線の貨物列車が来ました。
牽引機はCK120のラストナンバー、CK127でした。























次に来たのはハチロク、CT151の単機回送。
なんと、この短時間でCT150、CT270、DT650のトップナンバー、
CK120のラストナンバーが来た訳です。


























二水機務段に戻ると、先程のCK127が整備中。

























正面から見るとC56みたいです…






































昭和17年、日本車輛製。
もと台湾総督府のC12 7です。






















こちらは出庫準備中のCK122。
サイドのナンバープレート位置が異なりますね。























集集線の貨物列車…
ではなく、入換作業です。























貨物扱いの多い駅なのか、
忙しそうに走り回っていました。






















これはホテルの部屋から撮ったものだと思います。
空気が澱んでいて、視界が悪いですね。






















夜の機務段。
先程の単回で見たCT151はじめ、
多くの機関車たちが数珠つなぎになっていました。























蒸機の鼓動だけが聞こえてきます。







































これから夜勤なのか、出区を待っている様子でした。


























機務段の横を集集線の火車が通過しました。

【1978年 3月28日撮影】







集集線は二水から車呈まで約30kmの路線。
日本統治時代にダム建設の資材運搬を目的として敷設されました。
訪問当時、旅客は既に気動車化されていましたが、
貨物列車牽引にCT150とCK120が活躍していました。
台湾に渡った8620型は43両だったそうです。
その反面、CK120は僅か7両のみ。
現在では両形式とも1両ずつが保存され、
うちCK124は何と動態で、年に何度か運転されているとか。
集集線は味わいのあるローカル線として人気を博しているそうです。










ペンタックスMX









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