臺灣火車攝影的旅行
第四日


撮影日=民国67年 3月28日(火)



Vol,5







台湾糖業が所有する軌道は、最盛期で総延長3000kmにも及んだそうです。
収穫したサトウキビを工場に運搬する他、
沿線住民や台糖関係者の足として旅客列車も運行されていました。
地元では『五分車』という愛称もあったそうですが、
これは製糖線の軌間762mmが標準軌(1435mm)の約半分だというのが由来だとか。
しかし台湾の主な鉄道は、日本の国鉄と同じ狭軌(1067mm)であり、
何故に標準軌間を対照にしたのかは謎です。
もしかすると、分断前の本土を基準にしたのかも知れません。
中国の鉄道は標準軌ですから。

嘉義周辺にはサトウキビ畑が多く、加えて北港や虎尾という大きな製糖工場があり、
この界隈の製糖線は、特段賑わいを見せていたと言います。
訪問当時のボクはその辺の事情までは知らず、
ただ案内されるがままに撮影していただけなのですが…(・_・;)

嘉義機務段の見学を終え、チャーターしたマイクロバスで撮影地に向かいました。
先ずはいい感じの鉄橋です。
すぐ横には道路橋が並行しており、サイドから引いて撮りたかったでボクは反対側で待機。
しかし、これが間違いのもとでした。
列車は鉄橋前で一旦停止。
発車して力行を始めると、橋の向こうから風が強くなり、煙が煽られ…
悲惨な結果になってしまいました(T_T)/~~~
こんなことなら橋のたもとで撮れば良かった…
走って追いかけ、工場の手前?でもう一度撮影。
移動して今度は別の列車を畑の中で待ちました。
ボクは広々とした緑の中をゆく姿を狙いたかったので、
『ヘビが居るかも…』という注意を振り切って、草むらに分け入りました。
なんとか被害には遭いませんでしたが(笑)
イメージ通りの雰囲気を撮れたので満足~♪

二水へ移動するバスの車窓から、
縦貫線越しに製糖線の蒸気機関車を二枚撮っていました。
これって何処なんだろ?
全く記憶がありません…
(?_?)































サトウキビ収穫の作業には水牛が使われていました。
なんともエキゾチックな風情…
























サトウキビ畑を貫くような併用軌道ふうの線路。























鉄橋の寸前で一旦停止。
そして力行を始めます…
が…(*_*)























風に煽られた煙がこちらへ…(T_T)/~~~
なんとも悲惨な状況になってしまいました。






















汽車の速度は徒歩より遅そう…
というコトは、
走れば追いつく\(^o^)/



































ホントに追い越してもう一度撮れました(笑)
鉄橋は徐行区間なのか、
列車全体が渡り終えると徐々に速度を上げました。
























しっかりと軌道を踏みしめて…

























機関車の次位には水タンク車が連結されていました。
途中、給水設備が少ないのでしょうか?


























向こうの大きな建物が製糖工場か?
























のしのしと走り去りました。

























爽やかな風の中、やって来たサトウキビ列車。





































よほど重たいのか、なかなかの迫力です。
























逆向き牽引はサイドからだとサマになりますね~♪

























みなさん懸命に撮影してます!























ここも併用軌道ふう。
ケムリを残して走り去りました。




















移動のバスから撮影。
何処なのかは全く覚えていませんが、
縦貫線の向こうに製糖線の蒸気機関車が居ます。

【1978年 3月28日撮影】







のちに再び訪台した鉄友情報によると、
『北港は撮影ネタが豊富で素晴らしい処だが規制が厳しい』
とのことでした。
旅客を牽く姿も見られたそうですから、
軽便蒸機を堪能するにはうってつけの場所だったのかも知れません。
当時のボクは『再び行きたい』とは思ってはいたものの、
行動に移すまでの強い意思はなかったようです。
それよりも国内のナローに楽しみを見出してしまい、
台湾の軽便蒸機のことは忘れてしまったような…
『もう一度くらい行って、台湾のナローを…』
と、思った頃には既に手遅れでした(T_T)/~~~








ペンタックスMX









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