臺灣火車攝影的旅行
第三日


撮影日=民国67年 3月27日(月)



Vol,1





嘉義火車站は鐡路局縦貫線、阿里山森林鐡路の他、台湾製糖専用線も接続していました。
この頃、製糖線の旅客列車があったはずなのですが、残念ながら見ることは出来ませんでした。
嘉義から乗車するのは阿里山森林鐡路の『中興號特快』です。
この列車には専用車両が使われ、編成の両端が客室付きディーゼル動力車、中間は付随客車でした。
一見気動車のようですが、動力付き客車が付随客車を連ねる動力集中方式で、
ヨーロッパの電車などで見られるスタイルに近いと思います。
中興號は、当時の阿里山森林鐡路では最上級の列車でした。

嘉義から阿里山までは約70km、途中には最急勾配60‰、最小半径40mの急カーブ、
オマケにスパイラルループ線やスイッチバックがあり、楽しみ満載のルートです。
標高30mで熱帯地域の嘉義を出発し、亜熱帯、温帯と三種類の気候区分を経て、
3時間半ほどかけて標高2200mの阿里山へと達します。































活気を呈する朝のホームにDT580の姿がありました。
当時は日常に蒸気機関車が溶け込んでいたんですね…























ヤードに憩うDT580型。
縦貫線の蒸機たちとは暫しの別れです。
これから阿里山へと向かいます。





















嘉義火車站での写真がないので、いきなりの車窓です。
何処かの中間駅。
運転士が駅員にタブレットを渡しています。
通過駅かな?






















この辺は未だ熱帯地域のようです。
それらしい植物が見られますので…






















グングン登ってゆきます。























先頭動力車の駆動台車はロッド式です。
小さなロッドをシャカシャカ動かして走ります。
ナローっぽくて可愛い❤
























山深くなってきました。























旅する小姐♪






















DL牽引の貨物列車?と交換です。
バラストの無い線路ですが…
何故?






















途中駅で嘉義行きの普通列車と交換しました。
背番号7の女性は販売員?
(?_?)























出発してゆきました。
途中にスイッチバックがあるため、
客車最後部には簡易運転台?が備えられています。






















奮起湖火車站です。
やっと中興號特快の外観が出ました(笑)






















奮起湖火車站の月台(ホーム)から見た車庫です。
中には28tシェイが格納されています…
(^O^)/






















おおっ!
運材台車発見\(^o^)/
ナローファンが萌える瞬間!(笑)
































神木火車站に停車中の中興號特快です。
ここの名物は列車後方の神木。
樹齢3000年と伝えられる紅ヒノキです。
ここからスイッチバックで一気に阿里山へと登ります。

【1978年 3月27日撮影】






中興號の車両は1962年、日本車輛製です。
長年阿里山の代表列車として君臨して来ましたが、
新たに製造された冷房付き新型客車の導入により、1990年に引退。
その後は嘉義構内に放置され、スクラップ寸前となっていました。
しかし阿里山森林鐡路開業95周年を記念して修復され、
現在では往年の姿が蘇って動態保存されているそうです。
いつか再会できるかな?








ペンタックスMX









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