近畿日本鉄道 内部線・八王子線


撮影日=昭和53年 2月 19日(日)






2月12日夜に東京を出発した旅、いよいよ最終日となりました。
前日と前々日は別府鉄道を撮影。
全く記憶に無いのが、別府鉄道から内部線への移動です。
手掛かりとして役立っていたスタンプノートにも、その経路等は記されていません。
ネガも別府の後に突然内部が写っているし、なんとも…(*_*;

よ~く考え、思い出そうとしました。
で、なんとなく結論づけられるかなぁ~?
そんなレベルまで達しました。

ネガをさんざん観察したところ、内部線の起点である四日市に着いたのはお昼頃のようです。
撮影した列車の数、移動、諸々の理由からの判断です。
となると、泊まったのは高槻の友人宅かと思われます。
やたらと気軽に泊まらせてもらっていたので、多分それで正解でしょう。
高槻から名古屋までは、普通列車を乗り継いで3時間ちょっと。
朝出発すれば、四日市にお昼着は楽勝です。
そう考えているうちに、なんとなく関ケ原あたりの車窓が思い出されてきました。
この日ではないかも知れませんが(笑)


さて、この日の撮影は近鉄四日市、西日野、日永、内部を巡りました。
覚えていた訳ではなく、ネガのコマを追っただけですが…
撮り方が実に中途半端です。
旅の疲れが出てしまったのか、単なる手抜きなのか、定かではありません。

この当時の内部、八王子線は未だ朝顔連結器が健在でした。
しかし、モニ225、モニ228、サ○○の3両だけは自動連結器。
この3両は北勢線からの転入車です。
北勢線に新型車両が導入され、余剰となった模様です。
この3両をキッカケに、内部線の自連化が開始されました。
ナローらしい朝顔連結器が、いよいよ末期になったという時代でした。














いきなり現れたのは自動連結器の編成でした(-_-;)









近鉄四日市駅の内部線乗り場は、高架下にありました。
高架線は近鉄名古屋線です。
かつては地上駅で、標準軌の本線と半分くらいの軌間しかない内部線が並んでいたそうです。
ナローらしさが強調される様子だったのでしょうね。












高架線下へ潜り込みます







困ったことに、どのような行動をとったのか全く思い出せません。
ネガを見ると、上の写真二点を撮った後は赤堀方面へ歩いて行ったようです。
が、この区間で撮影した写真がやけに少ない…(+o+)
神社の鳥居越しに二本撮った他は、なんと一枚しかありませんでした。
そんなアホな~
またもや発掘されていないネガがあるのか…???










参道から  近鉄四日市~赤堀間
















裏町電車  赤堀~近鉄四日市間





古豪モ231がいい味を出していますね♪
この電車、好きです。
模型で欲しいなぁ~

モ231は、旧四日市鉄道の60形付随車として昭和3年に田中車輌で造られました。
三重交通に吸収され、車番はサ371に変更。
更に昭和26年には動力を搭載して電車化され、モ231となりました。
一形式一両の希少電車です。
妻面が丸みを帯びていて、好もしいスタイルですね。
が、北勢線への新車導入で余剰となったモニ220が転入したことから、
昭和57年には廃車となってしまいました。









八王子線の終点、西日野に来ました。
かつては途中駅でしたが、この先が災害で廃止されたことから終点となりました。
ホーム一本の小さな終着駅でした。













小さな終着駅を出発した小さな電車   西日野~日永間











対面のお客と膝が近~い! 軽便電車らしい車内です。
日永駅を発車してゆく電車。
ちょいと駅員さん、安全確認しないでいいの???
日永は内部線と八王子線の分岐駅です。
モニ225編成で内部へと向かいます。







八王子線の西日野で撮影し、その後内部へと移動しました。
しかし、ネガを見ると非常に中途半端な写真ばかりです。
一週間前からの旅の疲れ?
もう終盤でやる気喪失?
ホントのところは定かではありませんが、とにかく悲惨な結果です。










内部駅
中間の付随車を外すようです。
お見送り…かな?







内部駅での写真も変です。
たいていは要所を押さえているはずなのに、半端な写真しか撮っていません。
どうなってるんだろ?

内部駅からは歩いて移動しながら撮影したようです。
この先は具体的な撮影場所が不明なのですが、恐らく内部~小古曽間ではないかと思います。










モニ213+モニ212
















モニ211+サ158+モニ214















可愛いMTM編成。
非貫通、手動ドア、懐かしの軽便電車。
小さな車体で高々とパンタを振りかざす姿が好きでした。

















もうすぐ夕方のラッシュが始まるのかな…








【1978年 2月 19日撮影】

京都市電、明神電車、加悦鉄道、山陰・播但線のDD54、別府鉄道、
そして近鉄内部・八王子線と巡ってきた旅。
これにて撮影終了で帰京と相成りました。
しかし…
例によって何に乗って帰ったのかが分かりません(-_-;)
名古屋からですから、やはり348Mでしょうか?
きちんと記録をしておかないと、こうも困るという見本のようです。

近鉄内部線は廃止の危機を乗り越え、現在も存続しています。
平成27年度からは、四日市あすなろう鉄道として再出発しました。
いにしえの旧型電車はもう居ませんが、
軽便電車が現代まで生き長らえていることは喜ばしい限りですね。








ペンタックスMX



ペンタックスSP-F



マミヤC330 プロフェッショナルf
















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