昭和47年 6月 25日(日)
小海線




昭和47年は日本の鉄道が開業して100周年ということで、
各地で蒸気機関車牽引のイベント列車が多数運行されました。
中でも変わり種だったのが、長野鉄道管理局の企画で運行された
『信州循環3Lの旅』という列車。
名の由来は電気機関車(E)、ディーゼル機関車(D)、
そして蒸気機関車(S)三種類の機関車(Locomotive)が牽引するところから。
長野発長野行きという循環列車で、経路は
長野~(信越本線)~小諸~(小海線)~小淵沢~(中央本線)~
塩尻~(篠ノ井線・信越本線)~長野というものでした。
長野~小諸間がEF62型電気機関車、小海線はC56型蒸気機関車、
小淵沢~塩尻間はEF64型電気機関車、塩尻~長野間はDD51型ディーゼル機関車が受け持ち、
小海線の小海~野辺山間ではC56の後部補機が付くという超スペシャル編成!\(^o^)/
それも一度きりではなく、6月から7月にかけて5回も運転されました。

と言う訳で、この列車を狙いに出かけました。
新宿駅から急行『アルプス』に乗り、小渕沢で小海線に乗り換えて信濃川上に到着~♪
野辺山側のカーブで『3Lの旅』を待ちました。
標準レンズしかなかったくせに、無謀にもアウトカーブで構えてしまい…
なんとも中途半端な写真となってしまいました。
この日、後部補機だったC56 149は野辺山で解放された後、新宿行きの『八ヶ岳51号』を牽引。
確か撮影し、小渕沢までこれに乗ったはずなのですが、
不思議なことに写真が一枚も見つかりません…((+_+))
そう言えば『3Lの旅』運行の影響で、定期の貨物列車も運休していたように記憶しています。































信濃川上~野辺山間
待望の『3Lの旅』号が来ました\(^o^)/
大勢の鉄チャンが乗っているようです。
小海線のC56、勾配区間では客車3両が限界だとか。
なので後部補機付きとなりました。
(少々トリミングしています)























おっと~!
後部補機が欠ける寸前…(゜o゜)
本務機はC56 150でした。


























力を振り絞って勾配を登ってゆきます。

























後部補機はC56 149でした。
テンダーの上で石炭を均しているようです。








































とても印象深いシーンでした。
























小淵沢機関支区
『3Lの旅』の仕業を終えて休憩中の2両。
ヘッドマークはそのままですね。

























後部補機~八ヶ岳51号の牽引をした?149号機。
小さな転車台で方向転換します。






































給水中。
石炭も補給したように見えます。

























こちらは本務機のC56 150です。
ヘッドマークが誇らしげですね。























C56の斜め後ろ姿が好きでした。
これを見ていたら模型が欲しくなっちまった…
買うか…?
(*^^)v

【1972年 6月25日撮影】






せっかく遠くまで撮影に出かけたのに、
ほんの僅かな写真しか残っていないことが多々あります。
なんでもっと撮らなかったの?
それに…
ネガが紛失したり、行方不明になったりしているものが結構あるんです。
よ~く考えれば考える程、これってすげー悔しい~~~(--〆)
何のための旅だったのか…?
我ながら首をかしげるばかりなり…
((+_+))








レオタックスF








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